Q |
最近雑誌やテレビなどでドライアイという言葉をよく見かけますが、どんな病気か教えて下さい。 |
A |
涙液(なみだ)の分泌が少なかったり、涙液の成分に異常があったりすると、すぐに目が乾燥してきて充血や異物感を生じやすくなります。これがドライアイの主な症状です。コンタクトレンズを装用している人や、長時間パソコンを使っている人などでは涙液の蒸発が亢進するので、同じような症状が出やすくなります。 |
Q |
涙が多いか少ないかはどんな検査でわかるのですか? |
A |
一番簡単な方法はシルマーテストといって、下まぶたに小さなろ紙を5分間挟んで涙液の分泌量を測定します。また目の表面を緑色の色素で染めて、涙液の状態や、目の表面に傷がないかどうかを調べます。 |
Q |
予防法はありますか? |
A |
空気が乾燥している部屋では症状が出やすいので、冷暖房器具などを使う時は空気が乾燥しすぎないように注意します。コンタクトを入れている人や、パソコンを長時間使う人も症状が出やすいので、乾燥を防ぐために目薬をさすといいでしょう。 |
Q |
治療法はありますか? |
A |
症状が軽いものでは、涙のかわりになる目薬(人工涙液)で様子をみます。症状が重い場合は、涙点プラグといって涙点にプラスチックの小さな栓をする方法などがあります。 |
Q |
涙点プラグについて具体的に教えてください。 |
A |
上下のまぶたの目頭に近い部分に涙点という小さな穴があります。涙腺から分泌された涙は、目の表面をうるおしたあとこの涙点を通って鼻からのどの方へ流れ去ります。涙点を人工的にふさぐことによって涙が流れ去るのを防ぐのが涙点プラグです。プラグは直径0.5〜0.8mm患者さんの涙点の大きさに合わせて挿入します。簡単な手術で痛みはほとんどありませんので気軽にご相談ください。 |