Q |
白内障ってよく聞きますが、どんな病気ですか? |
A |
目の中の瞳のすぐ奥に水晶体(すいしょうたい)といって、ちょうどカメラのレンズに相当するものがあります。その水晶体が白くにごってきて見にくくなる病気が白内障です。「しろそこひ」とも言います。 |
Q |
お年寄りに多い病気ですよね。 |
A |
そうですね。加齢による水晶体混濁つまり老人性白内障がもっとも一般的ですが、それ以外にも先天白内障、外傷性白内障などいろいろな白内障があります。 |
Q |
何か予防法はありますか? |
A |
紫外線が水晶体混濁の原因のひとつと考えられていますので、外出時にはサングラスをかけるなどしてあまり紫外線を浴びないようにした方がいいですね。 |
Q |
手術以外の治療法はありますか? |
A |
症状が軽いあいだは目薬で様子を見ます。白内障がひどくなって日常生活に支障をきたすようになったら手術が必要です。
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Q |
手術は簡単だと聞きましたが。 |
A |
熟練した医師にとってはそれほど難しい手術ではないかも知れませんが、やはり手術ですので予期せぬ合併症が起きることもあり、担当医とよく話し合って十分納得してから手術を受けて下さい。 |
Q |
仕事を持っているのでできれば入院しないで手術を受けたいのですが。 |
A |
施設によっては日帰り手術を行なっている所もあります。年齢や体の状態によっては日帰りで手術できない場合もありますので、担当医とご相談ください。 |
Q |
糖尿病があるのですが、手術は大丈夫でしょうか? |
A |
糖尿病の方の場合、やはり血糖のコントロールが重要ですので、術前に内科でしっかりと治療を受けておく必要があります。また、糖尿病性網膜症などを併発している場合には、網膜症の治療が優先されます。眼底の状態によっては、白内障の手術をしても十分な視力が出ない場合もあります。 |
Q |
手術を受けたあとはメガネをかけなくてもよく見えるのでしょうか? |
A |
濁った水晶体を取り出したあとに人工水晶体を入れるので、裸眼でもかなりよく見えるようになります。ただし、本来の調節力はなくなりますので、手術後もメガネでの矯正は必要と考えた方がいいでしょう。 |